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hikari

Author:hikari
東京・吉祥寺の「アレクサンダー・テクニーク教室FUN」で教えています。
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ブログでは、からだとこころにまつわる日々の気づきなどを綴っていきます。

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tricky

先月、オーストラリアから
グレッグ・ホールダウェイ先生が来日していて、
私はとてもたくさんのことを学んだんだけど、
それがなかなか言葉にできないでいる。

今日、グレッグのことを思い出した。
なにかの拍子に、ふと"tricky"という言葉が浮かんだから。
グレッグはよく「これはtrickyだからね」というような
言い方をとてもよくしていたなあ、と。

意味を調べたら「工夫が必要」「コツがいる」という感じ。
英英辞典では
difficult to do or deal with

そういえば、あらためて思い返してみると、
グレッグから"difficult"っていう言葉は、
聞いたことなかったかも。

私はやりたいことが上手くいかないときに
つい「難しい」って言っちゃうんだよね。
でもそういうときに、
「コツがいるだけ」って思ってみるのはどうかなあ。
なんか、未来がある感じよね。

これは多分、水のたくさん入った水差しを見たときに
「重い」と決めつけないほうが楽に持てるということと同じ。
どういう言葉で考えるかが、動きの質を左右する。

そういうえばキャシーもよく
「難しいって言っちゃダメ」って言っていた。

そう思うと、実はグレッグはかなり意識して
"tricky"という言葉を使っているんじゃないかって、
想像してみた。
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大晦日にイギリスに行こうと思い立つ

今年の8月、
約1ヶ月間イギリスへ短期語学留学に行ってきました。

滞在先は、湖水地方。
『ピーター・ラビット』の物語が書かれた場所で、
その作者であるビアトリクス・ポター女史は
イギリスの環境保護運動、ナショナルトラストの
創設者の一人として知られています。

というのは後から知ったこと。
そもそも、なぜそこへ行こうかと思ったかというと、
去年、2012年の大晦日のことでした。
仕事が忙しかった1年を振り返りながら、
私はあてもなくネットサーフィンをしていました。

どこか遠くへ行きたいなあ・・・
計画だけでもいいからさ・・・
一度、語学留学ってしてみたい。
行くならイギリスかアイルランドがいいな。
あーあ、これって完全に現実逃避。
仕事忙しいから、行けるはずないけど。

・・・などど思いつつ、
短期留学のサイトをいくつか眺めているうちに、
たどり着いたのが、Nab Cottageでした。

http://www.nabcottage.com/

景色がきれい!
みんな生き生きしてる!
私、今年の夏は絶対ここに行く!

あれ、即決?・・・ちょっと前まで
「仕事忙しいから行けるはずない」って思ってたのに?

――だってもう、心が決めちゃったんだもん!

と、私の中の子供が無邪気に答える。

人の心って一瞬で変わるし、
理屈は気持ちに勝てない。

そんな風にして始まった2013年。
でも実際に行動にうつすのは勇気がいって、
私がようやく申し込みのメールを送ったのは、
それから3カ月後の3月も末のことでした。

8月4日から3週間の短期留学。

そこで経験したこと、考えたことを
少しずつ綴っていきます。

何の代わりにそれをしたの?

ずっと自分の腕の動きを観察し続けていたら、
やっぱり腕以外の部分も気になってくるもの。

さっき、キッチンでお皿を洗っているときに
一瞬グッと胸を反らした自分に気がついた。

 ん? これはしなくてもいい動きだよね。
 私、何がしたくて胸を反らしたのかな?

 えっと・・・今、手に持っているお皿を
 少し持ち上げたかったんだよね。

 あ~、それで胸ごとお皿を持ち上げた、と(笑)。
 じゃあ、胸を反らす代わりに何ができる?

 ・・・肘を曲げて、腕でお皿を持ち上げる。

 ビンゴ! hikariさん、それもアリですよ~

なあんて、自分のカラダと会話しているうちに気がついた。

 何の代わりにそれをしたの?

胸を反らす動きが良くないって思う代わりに、
何がしたくてそれをしたのか、
自分に聞いてあげればいいんだね。
もしそれが目的にかなった動きでなかったら、
他の選択肢を提案してみる。

という実験を続けてみようっと。

予期しない

最近、自分の中では空前の「腕ブーム」。

どういうことかというと、
自分の腕の動きが気になって仕方がないってこと。

腕を使うとき、一体自分は何をやっているんだろう?
どういう動きの傾向や癖があるんだろう?
・・・と、日夜自分の動きを観察し続けている私。

今日のクラスでは、
「重いものを持つ」というアクティビティを選んだ。
なぜかというと、腕に負荷がかかる動きをする時に、
上腕だけで頑張ろうとする傾向があるのに気づいたから。

水のたくさん入った水差しを用意する。
指先が水差しの方に動いて行く。
持ち手を掴む。持ち上げる。
「う、重い」。
そこで上腕にグッと負荷がかかる。

上腕にある程度力がいるのは当然のことだけど、
もっと腕全体が使えるような持ち方ってあるのかな?
というのが私の知りたかったこと。

今日の先生、ジェレミーが私にくれたアイデアは、
「これから持ち上げようとする物の重さを予期しない」。
つまり「持ち上げる前は、それが重いかどうか分からない」、
こんなふうに思って持ち上げてみるということ。

やってみたら、本当に違った。
明らかに上腕(二の腕)にかかる負荷が減って、
前腕(肘から先)も動きに参加しているという感覚があった。

自分のやった二つの動きを比較してみると、
最初のときは無意識に持ち上げる物の重さを予測して、
実際に持ち上げる前から、
腕を「重いものを持つときの形」にしていた。

後にやったときは、
指先、前腕、上腕が水差しの重さを繊細に感じ取って、
それらが必要なだけの力で働いていたような感じ。

これを私なりに分析すると・・・

「重たい水差し」を持とうと思った瞬間に、
脳は筋肉に重いものを持つための指令を出す。
「あれは重いぞ、いつもより力が必要だぞ」と、
動き出す前から、筋肉にグッと力が入る。

反射的に起こるこの反応は、きっと生存に必要なことだけど、
まだ起きていないことに対して身構えるかのような、
過剰な緊張を生み出すことにもなるのね。

そこで意識的に「待った」をかける。
「持ってみるまで重いかどうか分からないよ」と。

すると、持つ前から起きていた筋肉の緊張が抑制されて、
関節が柔らかいまま動き始めることができる。
指も前腕も自由に動けて、
それらが重さを支える動きに参加した結果、
上腕の過剰な負担が減ったというわけ。

この動きの質とシンキングの関係は、
重いものを持ち上げるときだけではなく、
すべての動きに対して言えること。

そのあと、クラスの全員で
相手の肩に触れるという練習をした。

ひとつのやり方は、
自分の手を相手の肩の形にしてから触れる。
もうひとつは、
触れながら、自分の手の形を相手の肩の形に合わせていく。
もちろん、後者のほうが柔らかいタッチの質になる。

この触れ方は色々な先生が
ハンズオンの練習のときに教えてくれることだけど、
その意味が今日は別の角度から考えられて、よかった。

やっぱりアレクサンダーテクニークは
体だけでなく思考のレッスンでもあるんだなあと
実感したのでした。

明るい方へ

何かが「頭ではなく体で分かる」ときがある。
思い出すのは、子供のときのこと。

プールで初めて体が浮いたとき。
逆上がりができたとき。
補助輪なしの自転車に乗れたとき。

そのとき、世界が一瞬静かになって、それから
「あ、わかった!」っていう喜びが全身を駆け抜ける。

世界が静かになったのは、
それが自分にとって、まだ名付けられていない
新しい体験だから。

アレクサンダー・テクニークのレッスンの中で、
私はよくその静けさを思い出す。

古い習慣を手放すことによって起こる新しい体験は、
ちょっとした「ブレイクスルー」を引き起こす。

最近私にブレイクスルーを起こしたのは、
ある日ふと頭に浮かんだ、ひとつの言葉がきっかけだった。

「明るい方へ」

どういうタイミングだったか、
残念ながらもう忘れちゃったけど、
そんな言葉を思いついたとき、
頭の中は静かな感じで、それからじわんと喜びが湧いてきた。
「あ、わかった!」って。

私は物事を深く考えたいたちで、
それがなぜかを理解したいがために、
ずっと一つのことを考え続けてしまうようなところがある。
そのこと自体は悪いことではないけれど、
いわゆる「頑張り癖」につながっていたと思う。

でも「明るい方へ」と思ったとき、
何かを考えることがストレスになるのなら、
別の楽しいことを考えればいいんだって分かった。
正確に言えば、
そういう選択肢があるってことに気がついた。
暗闇で道に迷ったら、素直に明るい方へ行けばいいんだって。

人が聞いたら「当たり前」って思うかもしれないけど、
私には、とても新鮮な気づきだった。

自分が無意識にやっている反応パターンは、
ほとんど自分と一体化していて、
アイデンティティそのものだったりするから、
自分がどういう選択をしているか気づくまで、
とても時間がかかることがある。

アレクサンダー・テクニークは、気づきのレッスン。
そんな「ブレイクスルー」を自分で起こせるのが
本当に素敵なところだと思う。

ごあいさつ

こんにちは。
お休みしていたブログを、1年ぶりに再開しました。
アレクサンダーテクニークのレッスンを通して学んだこと、
自分なりに探求して考えたこと、
毎日の面白かったこと、感動したことなどを言葉にしていきたいです。
過去のブログの記事も、選んで順次移植していく予定です。
よろしくお願いします!
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