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Author:hikari
アレクサンダー・テクニークを教えています。からだとこころにまつわる日々の気づきなどを綴っていきます。

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自分自身を観察する

一日の仕事を終えて、電車に乗って家に帰る途中でのこと。
持っていた本をキリのいいところまで読み終えたところで、
自分の降りる駅まであと2つ。
その間、特にすることもないので、私は自分を観察することにした。

自分の観察、これは私が時々する遊び。
「それが遊びなの?」って、変に思われるかもしれないけど、
やってみると結構面白いのよ。
どうするのかというと、ただ自分の体に注意を向けて、

 あ、いま右脚に力が入った
 吊革を結構強く握りしめているな
 重心がかかとにいってるな
 いかんいかん、今度は前すぎた
 お、今おなかの力が抜けてきたぞ
 すると同時に膝もゆるんできた、とか

次々にやってくる変化に気づき続けるだけ。
まあ、途中で飽きて、いつのまにかやめちゃうことも多いんだけどね。

そうこうしているうちに駅に着いた。
電車を降りようと出口に向かったら、
近くに大きなリュックを背負った人がいて、通路をふさいでいた。
私は「そこ通りたいんだけど」と思って、
その人を手でどけようと・・・・・・したことに、その瞬間、気がついた。

手を使うんじゃなくて、言葉があるじゃん。

私が「すみません」って声をかけたら、
その人は体を少しはすにして、私が通れるようにしてくれた。

電車を降りた後、思わずじわっと涙ぐむ私。
そうだよね・・・
自分が相手にしてほしいことは、
ちゃんとこうやって言葉で言えばいいんだよね。

そんなことで泣きそうになったのは、
自分のこの行動パターンが、電車の中だけじゃないって思ったから。
無言で「わかってよ」みたいなオーラを出したり、
「普通、気づくよね」と相手のせいにしたり。
そうじゃなくて、言葉で伝えればいいんだ、私が。
それだけのことなんだ。

本当によくある日常のひとコマで、そんなことに気がついたのは、
電車を降りる前の2駅分、自分を観察する時間を持ったから。

こういう時間をもっと作ってみよう、自分の平和のために。
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