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Author:hikari
アレクサンダー・テクニークを教えています。からだとこころにまつわる日々の気づきなどを綴っていきます。

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脊椎側わんの話(1)

私がアレクサンダーテクニークを学ぼうと思った一番の理由は、
これが脊椎に関するワークだったからです。

私は脊椎に側わんがあります。
通常、脊椎は横から見るとゆるやかなS字のカーブを描いていますが、
それは後わんや前わんと呼ばれる、人体に備わった自然なカーブです。
それに対して、側わんとは、正面から見たときに
まっすぐであるべき背骨が右か左にカーブしている状態です。

同じ側わんがある人でもカーブの度合いは様々ですが、
私の場合はけっこう強度です。
現代医学では原因は解明されておらず、治療法はないと言われています。
思春期の女子に多く見られることも特徴です。
成長期に側わんが見つかった場合は、
進行を止めるためコルセットを着用することが一般的です。
大人の場合、軽度から中度であれば経過観察になることが多いようです。
一方、私のように強度の場合は、手術で矯正することが薦められます。
背骨が曲がっているからといって、すぐさま命に関わるようなことはありませんが、
統計的に、わん曲の度合いが大きいほど将来進行する確率が高く、
重度になると内臓が圧迫されて健康を損なう危険性があるからです。

私が初めて側わんを指摘されたのは、中学2年生のときでした。
中学校の保健の先生が私の異常に気がついて、
病院に行きなさいと強く薦めてきました。
私も自分の見た目がちょっと変だな?とは思っていましたが、
痛いところとか、自覚症状もなかったので、特に気にしていませんでした。
保健の先生はとても熱心な、いい人だったので、
校内で私を見かけるたびに「病院に行きなさい」と薦めてきました。
私が廊下を走って逃げると、先生も走ってずっと追いかけてきました。
今にして思えば、そんなに心配してくれたことは、本当にありがたいことだったけど、
当時の私はそうは思わず、頑固に拒絶し続けました。

どうしてそんなに頑なに拒絶したのかというと。
下級生にやはり何かの病気でコルセットをつけている子がいて、
その子がいつも動きにくそうに、暑苦しそうにしていて、
自分もああなるのか・・・と思うと嫌だったから。

何よりも、そんなものをつけていたら目立ってしまうじゃないか、
というのが本当の気持ちでした。
目立ったら最後、不良どもの格好のいじめの餌食。
背が高い、やせている、頭が悪い、性格が暗いと、散々攻撃された小学校時代。
そのいじめ地獄からやっと少し抜け出したのに。
またあんな毎日に戻るくらいなら、死んだ方がマシ。

普通にしてないと攻撃される・・・
思春期の私は、本気でそう思っていました。

結局、保健の先生は私の説得をあきらめ、
私が病院に行くことはありませんでした。

次回に続きます。
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私がアレクサンダーテクニークを学ぶ理由

「こんにちは。はじめまして、hikariです。
私はアレクサンダーテクニークというボディワークを教えています。」

この頃、このように自己紹介をする機会が少しずつ増えてきました。
すると、多くの場合、このように質問されます。

「アレクサンダーテクニークとは、なんですか?」

この質問にすっきりと答えるのはいまだに難しいのですが、
質問してくれた方の興味や関心に沿って、
私なりの説明をすることができるようになりました。

そうすると、次に、たいていこのように質問されます。

「どうしてhikariさんはアレクサンダーテクニークを学ぼうと思ったのですか?」

この質問に対しては、「自分自身の体の問題を解決したくて」とか、
いくぶん抽象的な模範解答を用意して答えていました。
もちろん、それはそれでいいと思うんです。
特に初対面の場では、あんまり深い答えは求められていないと思うから。

でも、このブログではちゃんと言葉にして説明してみよう。
どうして私がアレクサンダーテクニークを学ぼうと思ったのか。
そこは自分自身の根幹に関わる部分で、
私がアレクサンダー教師として一番大切にしているメッセージがあるのです。

というわけで、これからしばらくシリーズで書いてみたいと思います。
今日は宣言だけしてみました。

不便も良いね

小腹がすいたので、御茶ノ水駅前の寿司屋に入った。
カウンターと椅子が5つ6つあるだけの昭和なお店で、
おじいさんが1人で切り盛りしている。

椅子に座ると、背中がぴったり壁につくという狭さ。
後ろには人ひとり通るすき間がないので、
奥の人が出入りするたびに、手前の人は一度席を立たないといけない。

私は一番手前に座っていたので、たびたび席を立つハメに。

すみませんね、とひと声かけられ、いえいえ、と会釈を返す。
大きなカバンがつっかえて、やっとこさお店を出た男性を見送ると、
今度は入れ違いに体格のいい学生さんがやってきた。
奥に通してあげようと、私と隣のおじさんが2人して席を立つと
「ボク体が大きいんで、迷惑かけます」と首をすくめる学生さん。

迷惑だなんて思ってないよ、と心の中でつぶやく私。
それに、こういう不便は結構好きだな。
迷惑をかけあうと、そこにつながりが生まれるし、
つながりが生まれると、空間全体が生き生きしてくるから。

おじいさんが握ってくれたお寿司は美味しかった。
そして、こんな味わい深い寿司屋のカウンターで
サクッと寿司を食べて帰る自分は随分大人になったもんだと感慨深い。
昔はマクドナルドに一人で入るのだって、ドキドキしたものだったけど。
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