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Author:hikari
東京・吉祥寺の「アレクサンダー・テクニーク教室FUN」で教えています。
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予期しない

最近、自分の中では空前の「腕ブーム」。

どういうことかというと、
自分の腕の動きが気になって仕方がないってこと。

腕を使うとき、一体自分は何をやっているんだろう?
どういう動きの傾向や癖があるんだろう?
・・・と、日夜自分の動きを観察し続けている私。

今日のクラスでは、
「重いものを持つ」というアクティビティを選んだ。
なぜかというと、腕に負荷がかかる動きをする時に、
上腕だけで頑張ろうとする傾向があるのに気づいたから。

水のたくさん入った水差しを用意する。
指先が水差しの方に動いて行く。
持ち手を掴む。持ち上げる。
「う、重い」。
そこで上腕にグッと負荷がかかる。

上腕にある程度力がいるのは当然のことだけど、
もっと腕全体が使えるような持ち方ってあるのかな?
というのが私の知りたかったこと。

今日の先生、ジェレミーが私にくれたアイデアは、
「これから持ち上げようとする物の重さを予期しない」。
つまり「持ち上げる前は、それが重いかどうか分からない」、
こんなふうに思って持ち上げてみるということ。

やってみたら、本当に違った。
明らかに上腕(二の腕)にかかる負荷が減って、
前腕(肘から先)も動きに参加しているという感覚があった。

自分のやった二つの動きを比較してみると、
最初のときは無意識に持ち上げる物の重さを予測して、
実際に持ち上げる前から、
腕を「重いものを持つときの形」にしていた。

後にやったときは、
指先、前腕、上腕が水差しの重さを繊細に感じ取って、
それらが必要なだけの力で働いていたような感じ。

これを私なりに分析すると・・・

「重たい水差し」を持とうと思った瞬間に、
脳は筋肉に重いものを持つための指令を出す。
「あれは重いぞ、いつもより力が必要だぞ」と、
動き出す前から、筋肉にグッと力が入る。

反射的に起こるこの反応は、きっと生存に必要なことだけど、
まだ起きていないことに対して身構えるかのような、
過剰な緊張を生み出すことにもなるのね。

そこで意識的に「待った」をかける。
「持ってみるまで重いかどうか分からないよ」と。

すると、持つ前から起きていた筋肉の緊張が抑制されて、
関節が柔らかいまま動き始めることができる。
指も前腕も自由に動けて、
それらが重さを支える動きに参加した結果、
上腕の過剰な負担が減ったというわけ。

この動きの質とシンキングの関係は、
重いものを持ち上げるときだけではなく、
すべての動きに対して言えること。

そのあと、クラスの全員で
相手の肩に触れるという練習をした。

ひとつのやり方は、
自分の手を相手の肩の形にしてから触れる。
もうひとつは、
触れながら、自分の手の形を相手の肩の形に合わせていく。
もちろん、後者のほうが柔らかいタッチの質になる。

この触れ方は色々な先生が
ハンズオンの練習のときに教えてくれることだけど、
その意味が今日は別の角度から考えられて、よかった。

やっぱりアレクサンダーテクニークは
体だけでなく思考のレッスンでもあるんだなあと
実感したのでした。
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