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hikari

Author:hikari
東京・吉祥寺の「アレクサンダー・テクニーク教室FUN」で教えています。
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ブログでは、からだとこころにまつわる日々の気づきなどを綴っていきます。

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違いが見えるとき

今日、会社でのこと。
隣の席の人が首をかしげながらつぶやいた。
「先方が依頼していた画像を2つ送ってくれたんだけど…
これってどう見ても同じものですよね?」

どれどれ、と隣のパソコン画面を覗き込む私。
2つの画像をぱっぱと切り替えて見せてもらったところ、
違いがすぐに目に飛び込んできた。

「右の子の表情が違うよ。口元がかすかに微笑んでるじゃない?」
「うーん、私には同じにしか見えない…」

これはアレクサンダーテクニークでやってきた、
観察のトレーニングの成果かもしれない。
レッスンでは生徒のしているかすかな動きや、
大きな動きになる前の、動きの方向性を観察している。

そのおかげで、今ではテレビのクイズ番組でやっている、
ちょっとずつ絵が変わるやつの違いを見つけるのもわりと得意。
(↑自慢)

なーんて偉そうに言ってるけど、
私も最初の2年くらいは、人の動きが全然見えなかった。
なんか違うのは分かっても、それが何かが分からなかったり。

違いって、探しに行くと見えなかったりするもの。
「よく見よう」という願いは、多くの場合、
細かく見ようとするときの動きにつながっているから、
部分にフォーカスするような目の使い方になってしまう。

でも、違いが見えるためには、
動いたものと動いていないものが
全体として同時に見えている必要がある。

例えば、動いている物体だって、
それだけ見ていると動いてるかどうかわからない。
私たちは普段、地球が動いていることが感じられないけど、
それを知ることができるのは、周りの天体との位置関係があるから。

つまり、違いとは周りとの比較があって初めて認識できるもの。
だから、違いを見つけたいときは、
パーツに分けて細かく見るのではなく、
まわりを含めた全体を見る必要があると思っている。

私が教わったアレクサンダーテクニークのレッスンでは
「見に行くのではなく、視界に入るのを許す」っていう言い方をする。
人の視界は、フォーカスする必要があるとき以外は
広く全体を見るようにできているから、
自分自身で視野を狭くしていることに気づいてあげるだけでいい。

冒頭の2つの画像の違いが見えたときも、
まさに向こうから目に飛び込んできたという言い方がぴったりだった。

そうは思っていても、習慣はなかなか強力なもの。
実は時々、新聞の「間違い探し」で練習しているんだけど…
「見つけよう」という欲が出ると、もうその瞬間に私の目は部分に走る。

…ふと我にかえると、
遊ぶための間違い探しを前に
そんなストイックな練習をしている自分が
なんだかおかしいんですけど!

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