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Author:hikari
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脊椎側わんの話(4)

久しぶりに、テーマは脊椎側わんです。

前回では、ずっと見ないふりをしてきた自分の体の問題にちゃんと向き合おう、
そう決心した人生のターニングポイントまでを書きました。

方向転換の原動力となったのは、強い強い、後悔の念でした。
「悪いところがあるのに、どうして今まで直そうとしなかったんだろう」
その思いは、私を次の考えへ向かわせました。
「これからは、自分の悪いところをどんどん直していこう」
そう決心した私は、健康関連の本を読み漁りました。
自分改造計画のスタートです。

その当時、健康・美容業界では「骨盤」が注目され始めた時期でした。
私は骨盤の歪みが様々な不調に影響しているという考え方に惹かれました。
――ゆがみをただす。
なんて魅力的な響きでしょう!
“矯正”の2文字が私のとらえたのです。

さっそく、本で読んだ骨盤矯正サロンに通い始めました。
そこは胸郭から骨盤の歪みを整えるというのが大きな魅力でした。
サロンで週に1~2回施術を受けて、
家では教わった体操を毎日1時間ぐらい行いました。
脚を組まない、ほおづえをつかない、横向きに寝ないなどの
生活上の注意もかなり忠実に守りました。

手をかければかけただけ、体は応えてくれるもの。
通い始めて1年後、もしくはそれ以上たった頃でしょうか。
明らかに違っていた左右の肩の高さは整い、
左右で倍ぐらい違っていた胸郭の厚みもそろってきました。
左にねじれていた体が、正面を向けるようになりました。
開き過ぎていたと言われた骨盤の幅も狭くなって、
O脚気味の脚も改善されていました。

目に見える結果が出て、満足感がありました。
でもお金も結構かかるし、どこかで区切りをつけようと、
ある日退会を申し出たところ、こう言われました。
「あなた、やめたら元に戻るわよ」

えっ……。
強くひきとめられつつも、そのサロンはやめましたが、
その時、最後に言われた言葉が私の中に大きな疑問を残しました。

一生あの努力を続けていないと、私の体は歪んでしまうのだろうか?
健康を維持するために、自分をそれなしではいられない状態に持っていくのは、
本当の意味で健全とは言わないのでは?

答えの出ないまま、今度は近所の均整院に通い始めました。
新聞の折り込みのチラシを見たことがきっかけでした。
そこには側わん症の人の施術前後の写真が載っていて、
その背中には、背骨の形の改善を示す補助線が描かれていました。

そこにも1年以上は通ったでしょうか。
「自分改造計画」を始めてから、4年ほどが過ぎていました。
以前に比べると、体がかなり変わってきているという自覚がありました。
そこで、どのくらい背骨がまっすぐになっているか確かめようと、
13年ぶりにレントゲンを撮ってみました。

その結果は衝撃的なものでした。
ちっとも良くなっていなかったのです。
というよりも、わん曲がさらに進んでいて、
21歳で54度だった角度は、34歳で63度になっていました。
以前、病院で言われた通り、1年に1度ずつ進行していたことになります。

見た目は明らかに良くなっているのに!
足元がストーンと抜けて、奈落に落ちたような感覚でした。

続きます。
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