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Author:hikari
アレクサンダー・テクニークを教えています。からだとこころにまつわる日々の気づきなどを綴っていきます。

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おいしいアボカドの見分け方

アボカドが好きで、この夏はよく食べた。
買い物に行くとスーパーの売り場で良さげなのを手に取って、
柔らかすぎず硬すぎず、
ちょうどいい頃合いのものを選んでからレジに向かう。
でも、そうやって慎重に選んでみても、
切ってみると熟しすぎていたりすることも多かった。

あるとき、テレビでおいしいアボカドの
見分け方というのをやっていた。
ヘタのまわりに溝ができているのが熟したサインと聞いて
さっそく売り場でチェックしてみたけど、
私にはあんまりよくわからなかった。

その番組で青果市場のひとがインタビューに答えて、
「食べ頃のアボカドは触ると手に吸いつくような感じ」と
言っていたことを覚えていたので、
そこでいつもは行かない高級スーパーに行って、
1個300円ぐらいするアボカドを手に取ってみた。

な・る・ほ・ど、これか〜。
確かに言葉にするなら「しっとりと手に吸いつく」感じ。
それまで目安にしていたのは柔らかいか固いかだったので、
肌ざわりというのは、なんか目からウロコだった。

そしてそれ以来、いつものスーパーでアボカドを買うとき、
そのときの手触りに一番近いのを選ぶようにしたら、
失敗することがピタリとなくなったのだった。

そんな食いしん坊の執念から導き出した考えは、
学びの早道は一度良いものを体験することかもしれない、ということ。
目で見た情報はもちろん役に立つものだけど、
触覚で覚えたことは、視覚とは違う回路で脳に刻まれて、
確実に自分のものになる、気がする。

ワークショップ開催のお知らせ2017

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。(^-^)

昨年は長年の目標だったアレクサンダーテクニーク教師の資格を取得し、
私にとって記念すべき年となりました。

1月、2月、3月と、初めての方向けのワークショップを開催いたします。
内容は連続してはいませんので、1回だけのご参加でも大丈夫です。

ブログ内のメールフォームからお申込みください。
ご参加お待ちしております!




はじめてのアレクサンダーテクニーク

アレクサンダーテクニークは、自分自身の動きのクセに気づき、
それをやめていく方法を学ぶ、心と体のレッスンです。
困ったことがあるときに、何かを「する」のではなく、
やりすぎていることを「やめる」という、引き算のアプローチです。
肩こりや腰痛、疲れやすさを感じているなら、
からだの使い方を見直すことが根本的な解決になるかもしれません。
レッスンでは、ふだんのシンプルな動作を、
時間をかけて、ていねいに探っていきたいと思います。

●日時とテーマ:
 ①1月21日(土) 「立つ・座る」 *1月は満席となりました!
 ②2月25日(土) 「下を向く」 
 ③3月25日(土) 「手を使う」
 いずれも18:30~20:30
  ★内容は連続していませんので、1回だけの参加でも大丈夫です
●場所:「食とセラピー ていねいに、」(JR西荻窪 徒歩7分)
●参加費:3,000円  定員:4名

片づけ祭り実行中

この間、ずっと念願だった『人生がときめく片づけの魔法』の
こんまり流、片づけ祭りを実行した。

家中の洋服を一か所に集めてみたら、標高1メートル近い小山が出現。
それを一つひとつ手にとって、ときめくかどうかを自分にきいてみた。
その結果、45リットルのゴミ袋8つ分の洋服とサヨナラした。

ときめくかどうか。
それがどういう感覚か、最初はよくわからなかった。
最近買ったお気に入りの服は、迷うことなく取り出せたし、
あまり気に入っていない服も見極めが早かった。
判断に時間がかかったのは、前に気に入っていた洋服たちだった。

ああ〜これ大好きだったんだよね。
あらためて見るとやっぱりかわいいし。
これ、すごくいい生地を使っているんだよね。
そうそう、これ着てたら、すごく似合うってほめられたんだ。
などなど、考え始めると止まらない。

でも、そうやって迷って迷って残すことにした服を
クローゼットに収納してみたけど、なんかモヤモヤするの。
一晩考えてから、思い切ってその服をゴミ袋に入れてみた。

そしてクローゼットに残された服を前にしたとき、
何とも言えずしっくりくる感じがやってきた。

ああ、これが今の私だって。

この片づけ祭りは、
今の自分をよく知るための儀式だったんだ。

思えば、最近私が洋服を買うときは大体なりゆきまかせ。
目的もなくお店の前を通りかかったときに、
一番最初に目に飛び込んできたものを買うことが多い。

店員さんに勧められて、一応色々見るんだけど、
やっぱり選ぶのは、最初に惹かれたものなんだよね。
直感で買った服は大体失敗がない。
逆にこういうの一枚持ってた方がいいから、とか
理屈で買った服は結局あまり出番がない。

片づけ祭りをやってわかったのは、捨てる時も一緒だってこと。
理屈が働きはじめたら、それはもう自分には必要ないっていうサイン。

あの店頭でパッと見て心惹かれる感覚が、
「ときめき」なんだなってことがわかってきた。
その感覚にブレーキをかけることも多いけど、
それに従えるようになったら…
ちょっと想像してみたら、自分じゃないみたいで、
あわてて想像にフタをする。それもよし。

さて、きれいに洋服が収納された引き出しからは、
何とも言えない清々しい気配が立ち昇ってくる。
中は見えなくても、明らかに空気が違うのがわかる。
そう思うと、私たちは目だけじゃなくて、
全身で情報を受け取って生きているんだって実感が湧いてくる。

さあ、次は本の整理だ!

楽しむだけでよかった

アレクサンダーテクニークではレッスンの最中、
からだが楽になって、その結果いいことがたくさん起こる。

さっきまであった痛みが消えてしまったり、
呼吸が楽になったり、
視界が明るく広くなったり、
関節の可動域が広がったり。

そういうとき、人はついつい分析したくなるもの。
だって自分に何が起きているのか知りたいし、
またその素敵な体験を再現したいから。

でも感覚は分析しようとした途端に消えてしまうし、
過去の素敵なシーンを再現しようとすると、
理想に合わせて頑張りすぎて苦しくなったり、
過去と今を比べてしまって悲しくなったり。

分かっちゃいるけどやめられない。
それが長年の課題だった私が、最近腑に落ちたことは、

楽しいときは、ただ楽しむだけでいいってこと。

楽になった呼吸も、明るくなった視界も、
痛みのない体も、ただ今それを楽しむだけ。

感じている以上に感じようとしなくてもいいし、
その楽さ、楽しさが終わってしまっても、
ああ、楽しかった!と思って次に行けばいい。

きっと、それが自由っていうことね。

違いが見えるとき

今日、会社でのこと。
隣の席の人が首をかしげながらつぶやいた。
「先方が依頼していた画像を2つ送ってくれたんだけど…
これってどう見ても同じものですよね?」

どれどれ、と隣のパソコン画面を覗き込む私。
2つの画像をぱっぱと切り替えて見せてもらったところ、
違いがすぐに目に飛び込んできた。

「右の子の表情が違うよ。口元がかすかに微笑んでるじゃない?」
「うーん、私には同じにしか見えない…」

これはアレクサンダーテクニークでやってきた、
観察のトレーニングの成果かもしれない。
レッスンでは生徒のしているかすかな動きや、
大きな動きになる前の、動きの方向性を観察している。

そのおかげで、今ではテレビのクイズ番組でやっている、
ちょっとずつ絵が変わるやつの違いを見つけるのもわりと得意。
(↑自慢)

なーんて偉そうに言ってるけど、
私も最初の2年くらいは、人の動きが全然見えなかった。
なんか違うのは分かっても、それが何かが分からなかったり。

違いって、探しに行くと見えなかったりするもの。
「よく見よう」という願いは、多くの場合、
細かく見ようとするときの動きにつながっているから、
部分にフォーカスするような目の使い方になってしまう。

でも、違いが見えるためには、
動いたものと動いていないものが
全体として同時に見えている必要がある。

例えば、動いている物体だって、
それだけ見ていると動いてるかどうかわからない。
私たちは普段、地球が動いていることが感じられないけど、
それを知ることができるのは、周りの天体との位置関係があるから。

つまり、違いとは周りとの比較があって初めて認識できるもの。
だから、違いを見つけたいときは、
パーツに分けて細かく見るのではなく、
まわりを含めた全体を見る必要があると思っている。

私が教わったアレクサンダーテクニークのレッスンでは
「見に行くのではなく、視界に入るのを許す」っていう言い方をする。
人の視界は、フォーカスする必要があるとき以外は
広く全体を見るようにできているから、
自分自身で視野を狭くしていることに気づいてあげるだけでいい。

冒頭の2つの画像の違いが見えたときも、
まさに向こうから目に飛び込んできたという言い方がぴったりだった。

そうは思っていても、習慣はなかなか強力なもの。
実は時々、新聞の「間違い探し」で練習しているんだけど…
「見つけよう」という欲が出ると、もうその瞬間に私の目は部分に走る。

…ふと我にかえると、
遊ぶための間違い探しを前に
そんなストイックな練習をしている自分が
なんだかおかしいんですけど!

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